蒸気機関車の名称について
蒸気機関車にも車両の名前に英数字がついていますね。
C61やC51などがありますがそれぞれどのような意味なのでしょうか。
電気機関車やディーゼル機関車にも似たような名称があります。それぞれに意味があり英数字を見ればどのような車両なのかわかりました。
蒸気機関車にも同じことが言え1909年に制定された形式を使用していましたが
形式称号規程が行き詰まり、それに変る新たな方式が1928年に制定されました。
今回は1928年称号改正後の形式を元に紹介致します。
名称の意味は?
SL「やまぐち」号牽引で有名な「D51 200」は当店でも人気の車両です。
この機関車の名前が何を意味しているかというと動軸数4軸で炭水車が付いており、200番目に製造された車両という意味になります。
どの文字が何を意味しているのかは下記表で紹介致します。
1 動軸数を表す記号
Dが入っているので動軸数が4となります。先輪・従輪や炭水車の台車は含みません。
2 機関車の種類を表す形式番号
51なのでテンダー機関車となります。
■タンク機関車タンク機関車とは機関車本体に水、石炭を積載する形態の機関車です。
小型のため小回りが効きますが燃料積載容量が少なく長距離運行には向いていない車両となります。
■テンダー機関車
テンダー機関車とはボイラーに投入する石炭と水を積載した燃料運搬車両が接続された機関車です。
水や石炭の積載容積が多いため長距離運行に向いていますが後方視界が悪く、バック運転が難しく、
車両重量も大きいため限られた路線でしか使用できないという欠点があります。
3 同一形式内の製造番号
製造番号は製造順に1から番号が付けられています。電気機関車やディーゼル機関車のような番台区分がなされる形式はほとんどありません。