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鮮魚列車について

2020年6月29日

鮮魚列車について

当店では数多くの鉄道模型を取り扱っており、蒸気機関車から新幹線、ローカル電車など数多くの車両を取り揃えています。
中にはすでに運行が終了した車両や海外で活躍してまず日本では見ることの出来ない車両も多くあります。
お客様の中には昔乗ったことがある車両や海外に行って乗った車両など思い出の車両もあるのではないでしょうか。
多くの車両は一般の方でも乗ることができますが、中にはまず普通には乗れない車両もあります。
まず乗れない車両で有名なのはドクターイエローではないでしょうか。鉄道関係者でないかぎり乗れませんね。
さてそんなまず一般の方では乗れない車両のなかで「鮮魚列車」という車両をご存じでしょうか。
もしかしたら漁港関係で働いていた方は乗ったことがあるかもしれませんね。
今回は乗客としては乗ることができない鮮魚列車をご紹介します。

鮮魚列車について

鮮魚列車とは近鉄の略称でおなじみの近畿日本鉄道が運行していた行商のための団体専用列車です。
1963年から2020年まで57年に渡り長く運行されていましたので、仕事で乗ったことがあるかたもいるかもしれませんね。
1950年代後半より、三重県から魚類・米・伊勢たくあんなどを背負って近鉄の車両に乗って大阪で売り物資を仕入れて帰る行商人がいました。
60年代になると三重から大阪に向かう魚の行商人の数は増えていき、近鉄は一般客に迷惑をかけないようにと専用車両を走らせることにしました。
それが1963年9月のダイヤ変更から運行された魚介類行商人のための団体専用列車「鮮魚列車」となります。
運行開始した1963年に伊勢志摩魚行商組合連合会が結成され、この会員しか乗車することはできず、
時刻表に掲載されていなかったことから「幻の電車」とも呼ばれていました。

鮮魚列車について

他にも地方の漁港で水揚げされた鮮魚を輸送するための車両もありました。
やはり有名なのは1966年より幡生 から東京市場間で運行された「とびうお」、博多港 から大阪市場間で活躍した「ぎんりん」ではないでしょうか。
従来の鮮魚貨車では長崎から 東京市場間で42時間30分かかっていたところをこれらの列車の運行開始により27時間に短縮されました。
ですがやはりトラック輸送には勝てず昭和50年代後半になると、トラックへの移行がさらに進み、
1986年には最後に残った「とびうお」号がコンテナ化されて消滅しました。

 

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