優雅に走るロマンスカー 70000形GSE
鉄道模型にハマっていくと、全国各地に鉄道模型を扱うお店があることに驚きます。
中古買い取りのお店・商業施設に入っているレイアウトも備えた専門ショップなど、
こんなところにこんな店が、、という鉄道模型にハマっていなかったら気づいていませんよね。
そして模型ではなく実物の車両が保存・展示されている場所が多いことにも驚きました。
科学館等の施設は勿論のこと、公園等でも車両が展示されている場所がありますよね。
そのような施設の中でも開業4周年を迎えたというニュースが流れてきた施設があります。
それが名前の通り歴代のロマンスカーを展示しているロマンスカーミュージアム。
ロマンスカーだけで展示施設が出来るとは改めてロマンスカーの人気の高さが伺えます。
そのロマンスカーですが鉄道模型でも人気が高く予約が開始される度に多くのご注文をいただきます。
そこで今回はロマンスカーの中でも特に人気の高い70000形GSEをNゲージとともにご紹介致します。
2025年現在、「2028年に新型ロマンスカー運行開始」というニュースが流れておりますが、現時点での最新型が今回紹介する70000形GSE。
70000形GSEは老朽化した7000形LSE車の置き換えとして2018年に運行開始した車両です。
「小田急ロマンスカー」なので歴代ロマンスカーの展望席など観光を意識した「非日常性」、
通勤向け特急に使用可能な「日常性」もしっかり受け継いでおります。
車両のデザインとしては「LSE」より「VSE」「MSE」に近いものを感じるなと思いましたがそれもそのはず。
外観・内装デザインを担当したのが「VSE」「MSE」、箱根登山鉄道の「アレグラ号」を担当した岡部 憲明氏。
2018年にはグッドデザイン金賞、2019年に第62回ブルーリボン賞を受賞しております。
Nゲージを見ていきますと70000形GSEがリアルに再現されております。
車体は薔薇の色を基調とした「ローズバーミリオン」とし、側面にはロマンスカーの伝統色である「バーミリオンオレンジ」。
そしてロマンスカーの象徴である展望席もしっかりと再現されております。
先頭車両に展望席があるということは、運転台は名鉄パノラマカーのように2階部分に設置されております。
ただ名鉄パノラマカーと違って車体側面に運転台へ入るためのハシゴはなく、ロマンスカーは車内から運転台に入ります。
中間車を見ていきますとこのように先頭車両と同じ塗装となっております。
車体側面には高さ1mの連続窓が採用されておりどの座席からも車窓を通して沿線の風景が楽しめる設計となっております。
そして4号車には他の車両より一回り大きく「ROMANCECAR GSE」の文字もしっかり印刷してあります。
50000形VSEが2023年に引退したときも、今回紹介した70000形GSEの発表のときもニュースで話題になったので、
「ロマンスカー」という名前だけでも知っているという方は多いと思います。
Nゲージはもちろんプラレールでも発売されておりますので、乗ったことは無いけど模型は持っているという方もいるのではないでしょうか。
そんな人気の車両でも、再生産が無く直ぐに欠品になってしまう場合も多々ございます。
実車のロマンスカーも年月が経てば新しいロマンスカーが発表され古いロマンスカーは引退し乗ることが出来なくなってしまいます。
引退しても博物館や展示されている車両なら見て楽しむことができますが全部がそのように展示されるとは限りません。
鉄道模型もいつ生産終了するかわかりません。欲しい車両はお早めに手に入れることをおすすめします。