鉄道模型のメンテナンス方法
Nゲージを長時間走らせると、線路と車輪の間でうまく電流が流れず、走行できなくなることがあります。
原因の多くは電流がスパークを起こした際、線路面や車輪に燃えカス(カーボン)が付着することです。なのでレールと車輪をキレイにメンテナンスする必要があります。
鉄道模型のお掃除やメンテナンスは定期的にやっていますでしょうか??
鉄道模型を走らせる時車両に電気を流して走らせますが、電流が経由するレールと車輪には汚れが溜まりやすくなっています。
その汚れが溜まったまま走り続けると
・スムーズに走らなくなったり
・手で押さないと発進しなくなったり
・ライトや室内灯がチラついたり、最悪点灯しません
などの走行不良が起きる原因になります。
実は走行トラブルで一番多いのがレール・車輪の汚れです。
なのでスムーズに車両を走らす為には、定期的にレール表面の掃除・メンテナンスが必要となります。
そこで今回は鉄道模型のメンテナンスのやり方についてお話していきます。
車両を走らせて楽しんでいる人は特に参考にしてください。
なんでメンテナンスするの??
鉄道模型はメンテナンスは必須です。
鉄道模型が走行する流れとして
①コントローラー
②レール
③車輪
④モーター
大きくこの4つの順番で走行用の電流が流れて走っています。
レールと車輪が電気接点になっているので、その接点が汚れているとモーターに電流が上手く流れずに走行不良に繋がるということです。
また鉄道模型は鉄制の製品が多いので、直接触れると金属部分がサビてしまうなどの状態を悪くする原因になります。 鉄道模型はメンテナンスをしっかりと行っておけば、サビなどから守っていくことができます。
拭く時には柔らかい布を使って指紋や汗などの汚れを拭き取ってから保管しましょう。
更に線路などもサビつきやすいので、レールクリーナー液でお掃除をしておくのがいいと思います。
メンテナンスのやり方
大切な鉄道模型をレールクリーナー(TOMIX)、ユニクリーナー(KATO)を使ったメンテナンスのやり方をご紹介します。
※注意事項※ こちらに掲載しているモノで上手く走るようにならない場合はメーカーに修理や相談をしましょう。 またメンテナンス中に万が一レールや車両に破損などが発生した場合責任を負いかねます。 自己責任でお願いします。レールクリーナー(TOMIX)
【レールのメンテナンス】
「手順」①布を小さめに畳み、レールクリーナーの液を染み込ませ、レール面をこするようにします。
②布を棒の先に巻きつけるなどして拭くのも効果的です。
補足なのですが消毒用アルコールやシンナー、無水アルコールを使うのはオススメできません。 変色・ひび割れなどのトラブルの原因に繋がります。 またレールクリーナー液にはサビや接着剤、塗料などを除去する能力はありません。
【車輪のメンテナンス】
車輪だけではなくて、レールもメンテナンスを行いましょう。
レールも車輪と同様にレールクリーナーを綿棒に染み込ませて行うのが一般的です。
クリーニングする路線が長い時は、割りばしなどの棒の先に薄手のいらなくなった布を巻きつけたものが便利です。
「手順」①綿棒で黒いヨゴレをこすります。車輪を回転させながらまんべんなくヨゴレをこすり落とすようにします。
②動力車の車輪は回転しません。台車をはずし、布を被せたレールの上を指で行き来させながらヨゴレを落とします。
ユニクリーナー(KATO)
【レールと車輪のメンテナンス】
「手順」①車輪の汚れは、布や歯ブラシなどにユニクリーナーを少量付けてふき磨き、さらに空ぶきをします。
②レールの汚れは、運転の前に柔らかい布にユニクリーナーを付けてふき磨き、さらに空ぶきをします。
※注意※ この時に紙ヤスリなどの使用はレール表面を傷つけてしまって、逆に汚れが付きやすくなるので絶対に避けてください。大切な鉄道模型が走り続けるために
いかがだったでしょうか??
鉄道模型に限らずですが、モノというのが劣化していくのが自然です。
でもお手入れやメンテナンス次第でその劣化を遅らせることが可能になるんです。
せっかく購入した鉄道模型なので、なるべく長く走り続けて欲しいですよね。
そのためには今回ご紹介したやり方などを使って、お手入れ・メンテナンスをしてあげてください。
もし「メンテナンスのやり方がわからない」とか「どれを使ってやればいいのかわからない」などの場合は当店までご連絡ください。
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