珍しいピギーバック輸送 クム80000形について |鉄道模型 通販

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珍しいピギーバック輸送 クム80000形について

2021年05月31日

クム80000形について

最近当店では貨車の人気が高く多くのご注文をいただいております。
やはり各メーカー貨車のラインナップも多く、こんな貨車もあったんだと驚かされます。
当店の倉庫にも貨車は数多くありその中でちょっと変わった貨車を見つけたのでご紹介致します。
トラックが2台乗っているTOMIXより発売されているクム80000形です。
Nゲージの商品でも珍しいピギーバック輸送の車両となりますので今回はこのクム80000形をご紹介致します。

ピギーバック輸送って

クム80000形について

お客様の中には鉄道の貨車のところにトラックが乗っている光景を見たことはございますか?
今回紹介するクム80000が活躍した期間はとても短いので実際に見た方は多くないと思われます。
ピギーバック輸送の車両自体Nゲージではほとんど製品化されてなく、ピギーバック輸送という言葉も聞きなれない方もいるのではないでしょうか。
ピギーバック輸送とは鉄道車両による貨物輸送の一つで、
コンテナを積んだトレーラーや貨物を積んだトラックをそのまま専用の貨車に乗せて目的地まで運ぶ方法です。
似たような車両でカートレインというものもありますが、カートレインが乗用車なのに対しこちらはトレーラーを乗せて走っておりました。
貨物積載量の点からみたら、トラックの重量まで積まなければならないのでコンテナをトレーラーからコンテナ車に積み替える手段に比べると効率が悪いですが
貨物駅側の設備の簡略化できるというメリットがあるので状況に応じて使われていました。

クム80000について

クム80000形について

クム80000は昭和61年から平成3年にかけて日本車輌製造 川崎重工業 JR貨物広島車両所で79両が製作されたピギーバック輸送用車運車です。
小型トラックをそのまま鉄道で運んでしまうことで積み替えをなくして効率化しようという考えから生まれたのがクム80000です。
以前は小型のトラックで集配を行い物流センターで大型トラックに積み替えて幹線輸送を行っておりましたので、
確かに小型トラックをそのまま鉄道に乗せてしまったほうが早いですよね。
車体はコンテナ車に類似した魚腹形の側梁を持っており、塗装はファーストブルーとなっております。
乗せるためにはトラックが貨車上を走行しなくてはならないので上面は平坦でタイヤガイドが設置されております。
また貨車の上でトラックを停止するのに必要なタイヤを固定する緊締装置もあります。

クム80000形について

平成4年には年間98,500台のトラックを輸送するまでに成長しましたが、
バブルの崩壊に伴う景気の低迷により一転して需要は減少し平成12年のダイヤ改正でついに全てのピギーバック輸送列車が廃止となりました。
平成14年には13両だけが最後まで残存していましたがその13両も廃車され形式も消滅となりました。
実車では見ることが出来なくなったクム80000をNゲージでコレクションに加えてみてはいかがでしょうか。



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