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よくある故障?の質問について

 

よくある故障?の質問について

2024年01月24日
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故障について

「どの室内灯を選べばいいか」「この商品の発売日は」等など一日に多くのお問い合わせを頂きますが、
中でも多いのは「ケースを開けたら壊れている」というものです。
「壊れている」と聞くと車両本体やガラスにヒビが入っている・パンタグラフが折れている、、を思い浮かべますが、
「壊れている」というお問い合わせの中身は「車輪が外れている」「台車が取れている」という内容がほとんどです。
確かにケースを開けてみたら、このように外れていては「故障だ!」と思いますよね。
でもこの状態は故障ではございません。今回は当店によくいただく故障?についてお話致します。


故障について

プラレールやNゲージダイキャストに比べお値段もしますが、
その分精密に出来ている鉄道模型は小さなパーツも多く各メーカー交換パーツが多数発売されております。
交換パーツが発売されているということは、そのパーツの取り外しも出来るということです。
鉄道模型もよく見てみると色んな箇所のパーツが交換することができます。
カプラー・パンタグラフ・集電シュー、、そして先にお話した「車輪・台車」も外すことが可能です。

故障について

ということは、ケースを開けて車輪・台車が落ちているというのは大半は「外れている」だけということです。
特に外れやすい車輪ですが、何故外れてしまうのでしょうか。外れないように設計してほしいと何度も思っていました。
メーカーサイトにも「何故外れるか」なんて記載はどこにもないので、直接メーカーに問い合わせたところ
「車輪が外れるようになっているのは車輪自体が壊れないようにするため、Nゲージを守るため。
ご存じの通りNゲージはその精巧な作りに、ひとつひとつのパーツがとても繊細で、壊れやすく出来ています。
車輪に力が加えられると外れるようにされているのは、加えられた力を逃がすため」ということです。

故障について

では車輪が外れたらどうすればよいか、、実は車輪が外れてしまっていても簡単に元に戻せます。
車輪の両端に突起部分がありますが、この突起部分を下記写真のメス側に差し込みます。
メス側の金属製の部品も可動域は狭いですが、写真のように凹凸に噛ませてあるだけなので外れます。
これも他の車輪部分と同じように凹凸をはめ込んで頂ければ元通りに戻せます。
車輪をはめ込む時は、チカラの加減が難しいですが、ゆっくり丁寧にパーツが破損しないように取り付けて下さい。
※中には車輪がはまっているパーツの不良等でサイズが合わず落ちてしまっている可能性もございます。
その場合はご自身で取り付けは難しいのでメーカーへ相談しましょう。

車輪と同じくらい多いのが「台車が外れている」というお問い合わせです。
台車も配送中の衝撃で外れてしまうことが多いので、ケースを開けたら台車が落ちている経験が有る方も多いのではないでしょうか。
車輪と同じように台車も交換パーツが発売されておりますので外すことが出来ます。
外すことができるということは元に戻せるということなので、こちらも付け方をご紹介致します。
※今回はKATO製マニ50でご紹介致します。各メーカー付け方が異なる場合もございます。


故障について

車体を裏返すと凹凸がありますので、そこにを合わせてカチッと入れます。
簡単に元に戻せますので、一度お試し下さい。
※シャフトが外れている場合もございます。シャフトも台車に小さな穴がございますのでそちらに差し込みます。
※ツメやシャフトが折れている場合はメーカーへご連絡下さい。


買った商品が届いた時以外にも、Nゲージの走行会に行く途中でなにかの衝撃で外れてしまうこともあります。
外れている状態を見たときは衝撃的ですが、実は以外に簡単に元に戻せる場合がほとんどです。
もし今度外れている状態を見たら一度ご自身でつけてみてください。鉄道模型の仕組みが見えてきますよ。
※ご自身で修理できるか判断が不安の場合は、メーカーへご相談下さい。