JR四国8000系はマイクロエース製を持っていますが、今回KATOさんから出たということで、5両＋3両で購入しました。車両のディティール、塗装はさすがKATOさんという感じ。マイクロエース製と比べると特にパンタグラフの作りが良いと思いました。
8両編成にできるよう、連結面のダミーカプラーを付属の連結用ものに交換しましたが、車体から床板を外すときに、運転席側についているヘッドライト・テールライト用レンズが外れて落ちることがあるので注意しましょう。
走行面ではさすがKATOさん、低速から安定した走りを見せてくれました。5両編成、3両編成とも低速でも4％の勾配を難なく登りました。また、併結した際にモーター車が2両となるため、中間に挟まれた車両が脱線しないか心配でしたが、3両側のモーター車にはトラクションタイヤが付いていないので、8両編成にしても何の問題もなく低速から高速まで協調して走ってくれました。
一点、今回残念だった点は、試運転の際に5両側の3両目の車両が直線でも脱線するという変な挙動を示しました。何度繰り返してもこの状況が続くため、台車を外してほかの車両と比べたところ、振り子機構を再現するために加工された銅板のうち一枚の表裏が逆になっていました。一旦分解して銅板の表裏をひっくり返して付け直したところ、それ以来脱線することはなくなりましたが、製品の検品はきちんとやっていただきたいと思いました。