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TNOS新制御システムについて

 

TNOS新制御システムについて

2018年2月14日
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TNOS新制御システム

鉄道模型レイアウトやジオラマをお楽しみいただいているお客様から来る質問で多いのが、「一つの線路の上で2つの車両を走行できないか」というものです。
今までは線路一つに対し車両は1つでした。一つの線路で複数の車両を走行させるには車両への加工が必要でしたが、今回紹介するTNOS新制御システムは車両ではなく制御機器へシステムを組み込む全く新しい商品となります。

今回使用する商品

鉄道模型ファーストセット
TNOS新制御システム

今回使用する製品です。
車両を加工する必要なく一つの線路で複数の列車を走行する事が出来ます。
■メーカー:TOMIX
■品番:5701

セット内容

TNOS新制御システム

まず商品の中身を見てみましょう。
列車の動きを制御する役割のコントロールユニット(T-CU01)、各配線を束ねる機器のNDユニット、コントロールユニット専用のメモリーカード等が入っております。
その他に下記商品も必要となりますのでご確認下さい。

<0111>ギャップジョイナー(F)(20個入) ギャップを切るのに使用します
<5534>D.C.フィーダーN NDユニットからレールへ給電するのに使用します
<5538>ワイドレール・スラブレール用D.C.フィーダーN
<5558>TCSワンタッチ装着センサー 車両を検知するのに使用します
<5559>TCSセンサーレールS70(F)(2本セット)
<5567>TCSワイドレール・スラブレール用センサー
<5573>TCSセンサーPCレールS70-PC(F)(2本セット)
<5813>延長コード(D.C.フィーダーN用) D.C.フィーダーNを延長するのに使用します
<5814>延長コード(電動ポイントN用) 電動ポイントのコードを延長するのに使用します
<5821>延長コード(センサー用) センサーコードを延長するのに使用します
<1281>電動合成枕木ポイントN-PR541-15-SY レイアウトプランにポイントを組み込みたい時に使用します
<1282>電動合成枕木ポイントN-PL541-15-SY

基本的な動き

入門セット

TNOS新制御システムはギャップで区切った区間を1つの閉塞区間と捉えてコントロールします。
車両が走行する区間でセンサーが検知すると2つ先の区間に車両がいない場合は通常運転として次の区間へ給電が開始されます。
2つ先の区間に車両がいる場合は、スピードを自動に落とし徐行運転となります。

システム構成

入門セット

TNOS新制御システムは、車両をコントロールするメイン機器にあたるコントロールユニットと、配線を束ねる機器のNDユニットの2つの機器で構成されます。
NDユニットからD.C.フィーダNと車両がいることを検知するためのセンサーを接続します。
コントロールユニットは運転するプランにつき1台必要となり、NDユニットはプランに合わせて必要な数を増設します
どんなレールプランにも対応しているわけではなく、あらかじめ用意された専用のレールパターンとそのプランごとに設定された運転モードで走行させる仕組みとなります。

車両ごとの個別設定

入門セット

TNOS新制御システムではより実車に近づけるため車両の個別の性能の設定も可能です。
上記内容が設定できる項目となります。

使い方

1.レイアウトプランを決める

入門セット

あらかじめレイアウトプランと運転モードが用意されております。
その中から走行させたいプランを選びましょう。

2.必要製品を準備する

入門セット

レイアウトプランによって用意するセンサー・フィーダー・ギャップなどの個数が異なりますのでご注意下さい。

3.レールの組み立て配線

入門セット

レイアウトプランを参考にセンサー・フィーダー・ギャップ・電動ポイントなどを組み立てていきます。
正しい位置に設置されていないと正常に作動しませんのでご注意下さい。
組立て配線が完了したら試運転をしましょう。もし正常に動かない場合は配線を確認して下さい。

4.運転モードの設定

入門セット

問題なく試運転が完了したらお好みの運転モードを選択して走行をお楽しみください。
個別設定では、車両の性能の平均化はもちろん実車に合わせて性能差を出し様々な走行もお楽しみいただけます。

説明動画

メーカーよりバージョンアップの予定もございますので今後が期待できる商品となっております。
いつもの鉄道模型よりワンランクアップさせたいという方にはお勧めの商品です。